退職金Q&A 第1回

 この仕事をしていると様々な理由で退職をする方に出会います。長い間働いて定年を迎える方、結婚・出産・育児をするために退職される方、残念ながらケガや病気で退職しなければならない方…理由は人それぞれですが、一生懸命に働いていらっしゃる方がたくさんいました。

 そんな大切な方々に敬意を表して渡すのが退職金ではないでしょうか。受け取る側からすればここで一生懸命働いたんだ、という自分自身の誇りにもなると思います。

 今回は事務所に寄せられる退職金に関する実務の疑問をQ&A形式で”第3回”に分けてお届けします。ここで一度確認をしておきましょう。


Q1.退職金にも給与や賞与と同じように源泉徴収をするのですか?


A.上記の算式で退職所得(=課税所得)を計算します。その退職所得に所得税率を乗じて所得税及び復興所得税を徴収します。給与や賞与と異なり退職所得は、原則として他の所得と分離して所得税額を計算します。勤続年数が長く退職所得控除が多い場合等は退職所得が0(ゼロ)の事もあり、その場合は徴収する所得税額はありません。

 また、退職所得がある場合は、住民税10%(道府県民税(4%)+市町村民税(6%))の徴収も忘れないようにしましょう。


塚越税務会計事務所

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